母の主日 信仰を継承する家庭
申命記 6:4-9
6-8節「今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、」
ここはモーセがイスラエル民に切なる心で呼びかけて
いる説教の部分であります。特に子供たちに信仰の教育を
怠らないように続けることを強調しています。
申命記ではモ―セの説教が3つに書かれています。
申命記6章は2つ目の説教が書かれている部分であります。今、モーセの説教を聞いている民は出エジプト2世代の
人々であります。つまり、出エジプト1世代はエジプトで生まれた人、2世代は荒野世代のことであります。
出エジプトして荒野で生まれた人で、カナン地に入り
戦争も参加した人であります。
そして、3世代はカナン世代とも言われています。
カナン地に定着して安定した生活を求めた時代であります。2世代は1世代の親たちから紅海を渡る話、エジプトで
ファラオ王の前で10の災いの話などを何度も聞いて
過ごしていました。
4-5節「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主 である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」
ここで「聞け」と言う言葉シェマというヘブライ語で
あります。モーセは何を聞けというのですか?
(1)雄一の神を認めること。(2)神様を愛せよ、中心を
持って生きることであります。カナン地に多くの偶像が
存在しているから誘惑に落ちないためには中心から外れると誘惑に陥るのであります。
今日も信仰継承のために神様の声を聞くことは大事であります。7節「子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。