お祈りで試練に勝利
詩編69編:2-6(韓1-5)
ダビデの切なる祈りを捧げています。2節「神よ、わたしを救ってください。大水が喉元に達しました。」
まるでダビデは水に溺れている状況の置かれているように
心から神様に切に祈り求めているのです。
2節後半「大水が喉元に達しました。」というところはより
危険であることは間違いではありません。
ダビデの心境はどれほど辛い状況であるかをよく表現して
います。4節「わたしは深い沼にはまり込み足がかりもありません。大水の深い底にまで沈み/奔流がわたしを押し流します。」ダビデもこんなにつらい状況を経験していたのです。ダビデは切に神様を求めましたが、神様の返事はありません。5-6節「理由もなくわたしを憎む者はこの頭の髪よりも数多くいわれなくわたしに敵意を抱く者/滅ぼそうとする者は力を増して行きます。わたしは自分が奪わなかったものすら/償わねばなりません。
神よ、わたしの愚かさは、よくご存じです。罪過もあなたには隠れもないことです。」、ダビデの周りにはダビデを憎しむ者、敵意を抱く者、滅ぼそうとする者などが多くいました。しかし、それだけではありません。
親族や家族さえもダビデを憎しんでいる人々がいるのです。
7-8節「万軍の主、わたしの神よ/あなたに望みをおく人々がわたしを恥としませんように。イスラエルの神よあなたを求める人々がわたしを屈辱としませんように。
わたしはあなたゆえに嘲られ顔は屈辱に覆われています。」
どんなに酷い状況であるでしょうか?
21-22節「嘲りに心を打ち砕かれわたしは無力になりました。望んでいた同情は得られず慰めてくれる人も見いだせません。人はわたしに苦いものを食べさせようとし渇くわたしに酢を飲ませようとします。」
ダビデは自分が完全に見捨てられている気持ちを表現して
いるところでした。さて、このように危険な状況の中でも
ダビデの信仰がよく表現されている部分でした。
6節「神よ、わたしの愚かさは、よくご存じです。
罪過もあなたには隠れもないことです。」