危機の中でも祈り
詩編59編1-7
12節「彼らを殺してしまわないでください/御力が彼らを動揺させ屈服させることを/わたしの民が忘れることのないように。わたしたちの盾、主よ。」
ここに書かれている祈りを見ると「悪い人を殺さないで下さい。」と祈っています。その理由は悪い人によって神の
国に属している人たちが正しくなる傾向があったからでは
ないでしょうか?悪い人を見て、自分はそのようになってはならないことを悟ったかも知れません。
そのようなことをダビデは知っていたと思います。
そのような理由で「悪い人を殺さないで下さい。」と祈っています。特に詩編59編の中には神の国の人がどのように
生きるべきかについて語っています。
(1)祈る人になること。2節「わたしの神よ、わたしを 敵から助け出し/立ち向かう者からはるかに高く置いてください。」、神に祈る人は神様の統治を信じる人です。
神様の摂理を信じる人です。神様の国に属している人は
問題が起こりますと神様に祈る人です。
祈りを通して神の国を信じることが出来ます。
(2)不法を行わない人になります。
3,13節をご覧ください。3節「悪を行う者から助け出し/流血の罪を犯す者から救ってください。」、
13節「口をもって犯す過ち、唇の言葉、傲慢の罠に/自分の唱える呪いや欺く言葉の罠に/彼らが捕えられますように。」、しかし、このような状況に置かれますと自分も
悪い影響を受けます。相手によって自分も悪い影響を受けるようになります。つまり、周りが悪いことをすると
私たちも影響を受けるようになります。
しかし、ダビデはそのような環境に置かれても自分は悪いことをしていない、影響を受けていないと告白しています。4節「御覧ください、主よ/力ある者がわたしの命をねらって待ち伏せし/争いを仕掛けて来ます。罪もなく過ちもなく」、このようになるのが神の国に属する人であると
聖書は語っています。つまり、本当に神の国に属する人は
周りの影響を受けません。