(待降節第二週)
主イエスの働き
マルコ1:14-20
待降節第二週を迎えました。待降節も以前は3週から7週
で守って来ましたが、11世紀から4週で守るようになりました。主イエス・キリストはこの地上に来られて、30年は普通の人間として生活し、30才から3年あまりの時間を神の国を教えてください。
具体的に調べてまいりますと、(1)福音を伝えること、つまり、神の国を教えて来ました。(2)福音を伝えるために働き人を育てることを行いました。
14節「ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、」
ヨハネが捕らえられて、これ以上には福音を伝えることが出来なくなりました。これ以上はヨハネの働きが続けられないということを意味しています。ヨハネは舞台から退場し、いよいよ主イエスの出番であることを表現している聖書箇所であります。その舞台はまず、ガリラヤでありました。主イエスの働きの最初のことはやはり「神の福音」でありました。主イエスがこの地上に来られた目的でもあります。福音についてはローマ1:2-4節「この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。」
その当時、世界を統治したローマの皇帝シーザーは自分が統治する植民の国に公文を送るメッセージのことを「福音」と言いました。そして人々は興奮しながら耳を傾いて聞きました。残念ながらその内容は税金を上げる内容、国民が負担すべ公役などの内容でした。
ですから洗礼ヨハネが伝えた福音、主イエスが伝えた福音に関心を持たない状況でした。
しかし、主イエスが伝えた福音は神の国のことでありましたが、人々はローマの皇帝シーザーが送るメッセージと同じであると思いました。神様の福音、それを主イエスは伝えたのであります。