イスラエルの民は出エジプトした後、ガデシュ・バルネアの荒野に到着するのです。約束の地であるカナンがどんな場所であるのかを調べるためにモーセは12名の偵察者を派遣するのです。40日後、12名の偵察者たちは2つに分かれます。
1.感謝は恨みと不平のない生活である、
イスラエルの民たちは指導者であるモーセと
アロンに夜通し恨みました。1節を見ますとイスラエルの人々の姿が書かれています。1節「 共同体全体は声をあげて叫び、民は夜通し泣き言を言った。」彼らは神様に感謝することより不満不平を言いました。2節「イスラエルの人々は一斉にモーセとアロンに対して不平を言い、共同体全体で彼らに言った。「エジプトの国で死ぬか、この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。」イスラエルの人々は神様の救いの御業を見ながら生きて来た民族でもあります。
ところが、彼らの心には苦しみの地、エジプトから救われたことに対して、全然感謝のない民でした。神様の恵みを忘れると恨みが出て来ます。しかし、神様の恵みを覚えると感謝が出て来ます。
2.感謝は信仰の表現である。
ヨシュアとカレブの偵察の報告は神様中心でした。ところが10人の偵察の報告は自己中心、人間中心、環境中心でした。しかし、私たちは信仰の目で全てを見るようにしましょう。
3.感謝は肯定的な思考から出るのです。
ヨシュアとカレブは肯定的な思考な人でした。ところで10人は否定的な思考を持った人でした。感謝することはその人の生活のそのものが祝福でありましょう。感謝することにより他の祝福もいただくことになります。感謝は祝福の通路であります。感謝は奇跡の
通路でもありましょう。すべてに感謝する信仰者になりましょう。