使徒13章からは前半の話しが終わり、新たな宣教が始まりであることを語っています。
1-7章では聖霊降臨によって始まるエルサレム教会を中心とする教会の誕生と成長、迫害と苦難を受ける内容、そしてアナニアとサフィラの事件を通して教会
を清める事件の内容、それらのことを通してむしろ教会の成長とリバイバルを成し遂げる神様の御業を見ることが出来ます。8-12章からはエルサレム教会がユダヤ教から強力に迫害を受けますが、しかし、福音はサマリア、ユダヤ全地域に広がるようになります。
それと同時に異邦人伝道や世界宣教のための準備過程が書かれています。1-2節「アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が告げた。「さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために。」
ここに5人名前が書かれています。その当時の人々の
出身が多様であることがよく分かります。
宣教は一言で言えば、神様の働き、神様の関心、神様の目的であると言えるでしょう。教会が宣教をしないと教会の霊的な力を失われます。私たちが説教を聞き
祈りをしていながら宣教をしないことは神様の御心に
適わないことでありましょう。一般的に財政が厳しいとか色々と言われますが、本当に聖霊の導きを信じる教会であれば、宣教をするのは当然でありましょう。
2節を見ますと「聖霊が告げた。「さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために。」」
ここをみますと「バルナバとサウル」を選び、派遣を命じています。4節「聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは、セレウキアに下り、そこからキプロス島に向け船出し、」アンティオキア教会にとっては二人は大変重要な人物です。