救いの約束
出エジプト記6:2―13
モーセはファラオにイスラエルの民の解放を求めました。ですがイスラエルの民はより一層、労苦を虐げられ、モーセのせいだと嘆きます。モーセ自身も神様に対する不感を持ちます。モーセは、神様の指示に従いエジプトに再び向かうも、人々はモーセの言葉を信じませんでした。
そのような中、神様はモーセに「わたしは主である」と語られ、アブラハムとの契約を引き継ぎ、イスラエルの民を救うと約束しました。この「主」という新しい名には、エジプトからの解放の約束と民を救う新たな契約が含まれていました。神様は「永遠に共にある」ことを約束し、モーセに信仰を持って行動するよう導きました。目に見えないけれども神様から約束されたその真実ひとつを信じて歩んでいく、そこに信仰は生まれてくるのです。
信仰を持って歩んだモーセではありますが、神様との約束が果たされることを見届けることなくこの世を去りました。救いの約束が果たされなかったわけではありません。モーセには更にまさった神の都が準備されていたのです(ヘブ11:13,16)。
救いの約束は、モーセやイスラエルの民にのみ約束されたのではありません。今を生きている私たちにも主イエス・キリストによって続いています。私たちも神様の約束を信じ、日々の生活において神様の導きの中、新しい一週間を歩んでいきたいと願います。