四両の戦車の幻
ゼカリヤ書(슥)6:1-8
ゼカリヤの幻は8つのビジョンであり、今日の本文は最後の8番目のビジョンである。
本文に馬車が登場し、4種類の色で結ばれた馬車である。
赤い馬、黒い馬、白い馬、荒々しい馬が登場する。この言葉は1章の最初の幻と似ている。
と言う人がいるが,1章と区別するならば,1章は谷で夜に見た幻であり,8番目の幻は山で夜明けに見た幻である。
8番目の幻は、山で夜明け前に直接見た幻である。これは絶望的な状況の中で、希望をもって、明るい世界へと進むことを意味している。
馬と馬車は何を意味するのか? 馬と馬車は当時、太陽神の象徴として使われていた。
ユダのヨシ王が宗教改革をする時、列王記23章11節を見ると「彼はユダの王たちが太陽にささげて、主の神殿の入り口、前庭の宦官ネタン・メレクの部屋の傍らに置いた馬を除き去り、太陽の戦車を火で焼いた。」と書かれております。つまり、異邦の神を象徴する偶像が神殿の入り口にあったものを先に取り除き始めました。
当時、馬と馬車は軍事力を象徴します。 今日、歩兵の兵士たちが戦争をしますが、戦車が登場するのは比較にならないほど破壊力がある。 このように、馬と戦車は歩兵とは異なり、圧倒的な力を持つ軍事力である。馬車と歩兵はまずスピードが違います。馬に乗ったり、弓を撃ったり、槍で突いたりします。
したがって、戦争の時に先頭に馬と戦車が並ぶと、相手の兵士は意気消沈します。このように、当時の戦車は異邦の神の象徴であり、強力な力を持つ神であるということです。ところで、聖書を見ると、神様が戦車に乗っていることを記録した箇所がある。1節で「二つの山の間から、二つの銅の山、四つの馬車が出た」とあります。
山の名前が銅の山ではなく、その山が銅でできているという象徴的なものです。