ダニエルの決心
ダニエル書(단) 1:8
新約聖書の中で一番「難解聖書」はヨハネの黙示録であります。しかし、ヨハネ黙示録はダニエル書を理解せずにはわかりにくい聖書でもありましょう。さて、ダニエル書1:1-2節は序論の部分です。1-2節「ユダの王ヨヤキムが即位して三年目のことであった。バビロンの王ネブカドネツァルが攻めて来て、エルサレムを包囲した。主は、ユダの王ヨヤキムと、エルサレム神殿の祭具の一部を彼の手中に落とされた。ネブカドネツァルはそれらをシンアルに引いて行き、祭具類は自分の神々の宝物倉に納めた。」
ダニエル書の核心主題は「神様がこの歴史の主人」であるということです。イスラエルの民を通して神様は成されました。神様はご自分の民の信仰を試します。
ダニエルの人格、即ち人柄を表現するならば、ダニエルは決断力のある人です。8節「ダニエルは宮廷の肉類と酒で自分を汚すまいと決心し、自分を汚すようなことはさせないでほしいと侍従長に願い出た。」
ダニエルの心は決心したのです。つまり、心からはっきりとした。目的を定めたということです。神学者たちはこの時のダニエルの年は16歳ぐらいであると言われています。ダニエルが生まれた年はB.C621年であり、バビロニアに連れ去れた年はBC605年でありますから、約16歳ぐらいであると推測されます。しかし、この年で信仰の確信、目標を定めて確たる決心をするのを見るとダニエルの
人柄、即ち、人格は何と優れていたでしょうか。
11-12節「「どうかわたしたちを十日間試してください。その間、食べる物は野菜だけ、飲む物は水だけにさせてください。その後、わたしたちの顔色と、宮廷の肉類をいただいた少年の顔色をよくお比べになり、その上でお考えどおりにしてください。」ダニエルは出世や自分の名誉など人間的な満足を求めず、信仰の道、十字架の道を選んだのです。ダニエルは妥協すれば、目の前に立身出世が待っているにも関わらず、心から確たる決心をするのを見ると神様が選ばれた人であることを立証しています。
私たちもダニエルの信仰を見習いましょう。
堂 会 長 梁栄友 牧師
名誉 長老 林秉魯 朱瞮中
長 老 姜遠基 林英宰 梁昌熙 朱京中 趙舜元