マタイ6:12
わたしたちの負い目を赦してください
主の祈りの中で11節では「わたしたちに必要な糧を今日与えてください。」ここでは「日常の糧を求めることを教え、12節「わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。」ここでは「負い目」のある人を赦すことを教えています。ですから「糧」と「赦す」ことは同じであります。
12節「わたしたちの負い目を赦してください、 わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。」わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように、わたしたちの負い目を赦してください。
と教えています。ここで誤解を生じることもあります。私たちが相手の負い目を赦さないと神様はわたしたちを赦さないことでしょうか?ですから「赦す」
という言葉は難しいです。あまりにも人に迷惑をかけることや、傷をつける行為などを簡単に赦すことが
出来るのか?聖書には分かりやすい話があります。
マタイ18:23「そこで、天の国は次のように たとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。 来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。
ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。しかし、承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。 仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。『不届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』 そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」
堂 会 長 梁栄友 牧師
名誉 長老 林秉魯 朱瞮中
長 老 姜遠基 林英宰 梁昌熙 朱京中 趙舜元