総会平和統一主日
ヨナ書1:11-17
民族の大荒れ
8月15日は第75回光復節です。どんな民族でも歴史の中では大きかろうが小さかろが、大荒れの歴史は持っています。
韓国も36年間日本の植民地時代があります。ヨナ書1:4節「主は大風を海に向かって放たれたので、海は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった。」
日本の植民地時代はまるで4節のような状況ではないでしょうか?民族は希望を失い、いつ解放されるのかも分からず、過ごした時代でした。11節「彼らはヨナに言った。「あなたをどうしたら、海が静まるのだろうか。」海は荒れる一方だった。」、ユダヤ人たちにこのような言葉が
あります。「許しはあっても忘れてはならない。」
本文から教えられるのは歴史の闇に対する責任を認知する。ヨナは自分のことを認知して告白しています。
12節「ヨナは彼らに言った。「わたしの手足を捕らえて 海にほうり込むがよい。そうすれば、海は穏やかになる。わたしのせいで、この大嵐があなたたちを見舞ったことは、わたしが知っている。」
自分の何が間違っているかを悟ることは私たちが学ぶこと
であります。少し遅い気がしますが、自分のことを認知しているヨナの態度、歴史に対する責任意識が必要とされる
時代です。特定の人物だけではなく、国民全体がそのような認識が必要です。キリスト教的には言えば「民族的な
悔い改め運動」とも言えるでしょう。
15節「彼らがヨナの手足を捕らえて海へほうり込むと、荒れ狂っていた海は静まった。」、つまり、大荒れが静まり、平和が訪れました。歴史的に言えば、新たな歴史が
はじまったと言うことです。我が国が今後、恥ずかしい歴史を克服するためには反日感情だけではいけないと思います。日本に対して克服して行くのです。16節「人々は大いに主を畏れ、いけにえをささげ、誓いを立てた。」ここでは神を畏れることを勧めています。船の乗組員たちは異邦人です。ヨナの出来事を見て、神を畏れ、いけにえを捧げるようになったのです。福音の力を教える場面です。
我が祖国にも神様の御業による平和が訪れるように。
堂 会 長 梁栄友 牧師
名誉 長老 林秉魯 朱瞮中 朱京中 趙舜元
長 老 姜遠基 林英宰 梁昌熙