聖霊降臨節 聖霊を待ち望む
使徒言行録1章12-16節
使徒言行録1章1-11節はイエス・キリストは十字架の上
で、全人類の罪を身代わりに負って、そこで血を流しつつ、
私たちのために死んでくださったと言うことをもう一回確認
し、同時にそのイエス・キリストは三日後に、神としての権力
と力を持ってよみがえらせました。
使徒言行録1章3節に「イエスは苦難を受けた後、御自分が
生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、
四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話され
た。」。初代教会はイエス・キリストの十字架の死と、
そのよみがえりを土台として始まりました。それからイエ
ス・キリストは弟子たちに対して、イエスによる救いを
人々に伝え知らすべく、その宣教の使命を達成するための
力、あるいはイエスの福音を延べ伝える原動力としての御霊
の注ぎを約束されました。それが使徒言行録1章4-5節で
「そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられ
た。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約
束されたものを待ちなさい。ヨハネは水で洗礼を授けたが、
あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからであ
る。」。この「聖霊のバプテスマ」というのは、イエス・キ
リストを信じる信仰に導く、聖霊の力の働きというよりも、
私たちを宣教にかき立てる、宣教の原動力としての聖霊であ
るということを聖書から教えられました。ですから使徒言行
録1章8節に「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは
力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサ
マリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人
となる。」とこのように
約束をなさったのです。そして、主イエスは天に昇ってゆか
れました。つまり父なる神のところにお戻りになられまし
た。主イエス・キリストの約束を与えられた弟子たちは、そ
れでもどういう態度で、この約束の聖霊、即ち宣教の原動力
としての聖霊の御力を望んだ事でしょうか?
今日は、このテキストを通して弟子たちの信仰を共に学びた
いと願っております。1.みことばを従う信仰
まず、使徒言行録1章12節に注目いたしますと、
次は説教原稿に掲載
堂 会 長 梁栄友 牧師
名誉 長老 林秉魯 朱瞮中
長 老 姜遠基 林英宰 梁昌熙 朱京中 趙舜元